速記講座【55】 「初恋」……島崎藤村「若菜集」より
島崎藤村と言えば小説家としては「破戒」「夜明け前」、浪漫派詩人としては「若菜集」が有名ですが、その中の「初恋」という詩にはメロディーもつけられ、舟木一夫を初めいろいろな人に歌われていました。
また「落梅集」の「椰子の実」も、大中寅二の作曲により国民歌謡として現在でも広く愛唱されていますね。
初恋
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思へけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ


歌詞情報サイトで記事を紹介させて頂きました。
紹介記事は
http://calpediem51.blog98.fc2.com/blog-entry-32.html
です。
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