2007年04月01日

速記講座【55】 「初恋」……島崎藤村「若菜集」より


速記講座【55】 「初恋」……島崎藤村「若菜集」より

 島崎藤村と言えば小説家としては「破戒」「夜明け前」、浪漫派詩人としては「若菜集」が有名ですが、その中の「初恋」という詩にはメロディーもつけられ、舟木一夫を初めいろいろな人に歌われていました。
 また「落梅集」の「椰子の実」も、大中寅二の作曲により国民歌謡として現在でも広く愛唱されていますね。

   初恋
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思へけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな

林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ

55-1.JPG
posted by sss at 22:25| Comment(1) | TrackBack(1) | 速記講座 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
歌詞情報サイトで記事を紹介させて頂きました。

紹介記事は
http://calpediem51.blog98.fc2.com/blog-entry-32.html
です。
よろしくお願いいたします
Posted by 歌詞 at 2007年04月02日 03:57
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

ねむり姫―澁澤龍彦コレクション 河出文庫
Excerpt:  平安時代から江戸時代にかけての妖異譚が六つ。「ねむり姫」「狐媚記」「ぼろんじ」「夢ちがえ」「画美人」「きらら姫」。澁澤龍彦の小説のなかでも殊に魅力的な『高丘親王航海記』(1987)や短篇集『うつろ舟..
Weblog: あやの部屋
Tracked: 2007-10-07 09:31
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。